子宮頸癌検診に HPV検診を

子宮頸部癌検診は従来より 細胞診にて行われていたが 最近子宮頸部の細胞診に代わり 子宮頸部の HPV (ヒトパピローマウイルス)の感染を検索し感染者を子宮頸部癌危険群とみなし 厳重な経過観察を行う方法が推奨されています。ちなみに 子宮頸部癌の原因となる HPVは13種類といわれ 欧米では16型 18型が多く見られますが 本邦では 16型 52型 58型が多いとされております。現在 細胞診と同様にHPVの感染を簡単に調べられますので 子宮頸部のHPVの感染の有無を調べる方法は 子宮癌予防にたいして重要な方法と言えます。N.B.J.Bulkmans は 前癌状態 CIN3 (子宮頸部上皮内腫瘍)の診断は 細胞診よりも HPV 検査の方が優ると報告して おり  Lancet . 370.1764-1772:2007. P.E.Castle 博士は HPV検査は18年後の子宮頚癌のリスクも予想でき 陰性の女性は 細胞診は 5年に1回  陽性の女性は細胞診が正常でも 毎年細胞診の検査を受けるべきと言っています  J.Clinical Oncology : 30. 3044-3050. 2012.ちなみに 米国では2012年より子宮頸部癌検診に 細胞診とHPV検査が取り入れられております。HPV感染が すべて癌を発症する訳では無く ほとんどは短期間に除去されますが ほぼ10%位が 免疫能力の関係で感染が持続致し そして、その一部から前癌状態であるCIN並びに子宮頸部癌が発症します。最近の文献では HPV検査の方が感度特異度ともに優れていると言われており本邦でもなるべく早くHPV検診が取り入れられる事が望ましいと思われます。

Copyright(C) 2003-2014 Kondoh Clinic All rights reserved.